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【連載】四十路のハイジ 第15回
出羽三山丑年御縁年湯殿山初参り

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【連載】四十路のハイジ 第15回
出羽三山丑年御縁年湯殿山初参り

2021/04/13

新年度のご挨拶

本年度もよろしくお願いいたします。少し、いやかなり間が空いてしまいました。前回の14回はまだ山の上にいた頃でしたので半年振りですね。下山の話や秋の紅葉の話、今年もありがとうございましたや新年明けましておめでとうございますの投稿をしようと思っていたのですが、ここまで延びに延びてしまいました。その間、お会いした方からも「コラムの続きは?」とお声掛けいただくこともあり嬉しいやら、大変恐縮やらでした。秋の紅葉の話は内容盛りだくさん、「ハイジの社会科見学」というタイトルまで考えていたので、秋の振り返りから始めようかと思ったのですが季節感が無いので断念しました。

毎年恒例の湯殿山二月山参りに。

出羽三山丑歳御縁年

庄内地方にお住まいでしたらご存知の方も多いかと思いますが、今年は出羽三山丑歳御縁年にあたります。出羽三山のそれぞれの山には御縁年があり、羽黒山は午年、月山は卯年、湯殿山は丑年とされています。かつてから出羽三山の総奥の院とされている、湯殿山の御縁年を出羽三山全体の御縁年と定めたようです。12年分のお参りのご利益があるとされていて、前回の御縁年は三山共に沢山の方がお参りにいらしたそうです。

例年よりかなり雪が少なかったのですが、それでも湯殿山参篭所向かいのお地蔵様は雪にすっぽり包まれていました。

湯殿山二月山参り

毎年恒例の湯殿山二月山参りは3月15日に下見をし、30日に催行となりました。15日は湯殿山神社へ向かう道路の除雪作業が始まっておらず、月山道路を少し入ったところに車を置きそこから歩きました。30日は旧湯殿山ホテルの前まで除雪作業が済んでいたので、そこまでは車で入っていけました。

毎年行ってみないとどこから歩き出すか判らず、それによって行程も変わってきます。コロナウイルスが収束していないので、今年は少人数での催行でした。例年と同じように御祈祷をしコロナウイルスの収束をしっかりと拝んできました。天候にも恵まれたお参り日和で、出羽三山丑年御縁年の御加護を感じました。山が開く頃には、皆様が安心して外出できるようになっていますように。

30日当日は気温も上がり恵まれた天候でした。
白い雪道を歩き続け、突然目に飛び込む赤い鳥居が見えるこの場所は絶好の撮影スポットです。

だんだんと夏山のことを考える

夏山が終わって下山をすると、山のことは全く考えなくなります。秋、冬は里で仕事や遊びに邁進する日々です。里の雪が溶け二月山参りに向かう頃から、だんだんと夏山のことが頭をよぎるようになります。昨年はコロナウイルスの状況を踏まえて、山小屋で販売するオリジナルのTシャツや手拭いの製作をしませんでしたが、今年は御縁年ですので用意をしていこうと思っています。

オリジナルグッズの次に考え出すのは販売するおやつのこと。休憩にいらした方が腰掛けてコーヒーのお供にどんなものがあったら嬉しいかな?と思いを巡らせます。そして、今年はなかなか良いおやつを思いつきました。実現できたら私自身も嬉しいので、頑張ります! また、出羽三山丑歳御縁年を記念して四十路のハイジはオリジナルのお香を作りました。現在は2月にオープンさせたネットショップ「trois incense(トワインセンス)」(https://trois-incense.com/)で販売中ですが、もちろん夏になりましたら山小屋でも販売しますのでよろしくお願いいたします。

雪が溶けると、今度は山菜が出始めて気がつくと夏山になっていそうです。そろそろ、山小屋準備に取り掛かります!

去年好評だった、ストロープワッフル。コーヒーの湯気でワッフルの間に挟まったキャラメルが溶けます。
「いらっしゃいませー! ありがとうございましたー!」を元気に自主練中。今年は張り切って店番してくれるかな?
ファーストリリースのオリジナルインセンス「trois montagnes(トワ モンターニュ)」は佛生池の阿弥陀様をイメージしたお香です

この記事を書いた人

Kazama Emi

東京の海抜0メートル地帯で生まれ、40歳で鶴岡へ単独Iターン。月山が開く夏の間は、嫁いだ主人の営む月山佛生池山小屋へ移動し山で暮らす四十路のハイジ。本業はイラストとデザイン、夏の間は標高1,745mからデータ送信しています。

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