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稲刈りレポート(有機栽培米のこと)

食・食文化

稲刈りレポート(有機栽培米のこと)

2019/12/13

「つや姫」 の有機栽培を行う生産者に話を聞きました。

Cradle(クレードル)ショップでは、庄内の美味しい農産物や本誌の「Cradle’s Choice」コーナーで取り上げた庄内の厳選された工芸品など、こだわりの商品を各種販売しています。中でもショップで一番の売り上げを誇るのが「農事組合法人 庄内協同ファーム(以下協同ファーム)」の「有機栽培米 つや姫」です。

安全で美味しい、手間暇かけた有機栽培米を作っている「庄内協同ファーム」の今野さんに、稲刈り真っ最中の忙しい時間を割いていただき、お話を伺ってきました。9月下旬、庄内町の田んぼにはたくさんの赤とんぼが飛び交っていました。

稲刈りの様子

ところで、「有機栽培」「特別栽培」という言葉はよくスーパーやTVなどで見聞きするものの、実際違いがよく分からない方も多いのではないでしょうか。最初にさっとおさらいしておきましょう。

有機栽培と特別栽培の違い

有機栽培」→ 化学合成農薬や化学肥料の使用が一切認められない環境で育てる栽培方法のことをいいます。

田んぼの土作りを有機肥料100%で行い、殺虫や除草の際も化学農薬を使用しません。3年間以上無農薬、無化学肥料で栽培し、有機認証期間による厳しい審査をパスしてやっと「有機栽培」と名乗ることができます。

特別栽培」→ 化学農薬や化学肥料の使用を5割程度削減する栽培方法。農薬の使用がある程度認められている栽培のことをいいます。

有機栽培を行っている田んぼ。トンボやイナゴがいっぱい止まっています

-今年のつや姫の出来はどうでしょうか?

-「まだむいてないからわからないけど(むく=脱穀のこと)、今年は手応えがあるの。去年はむいたら中米(ちゅうまい…規格外のお米のこと)が多かったからな。」

取材当日は夏のような暑さでした

アイガモの力を借りて

今野さんが行っている農法は「アイガモ農法」。アイガモを水を張った田んぼに放して害虫や雑草を食べてもらい、無農薬のお米を育てる農法です。その他、この農法の良さとしてアイガモが泳ぐことによって水田に酸素を補給するという効果もあります。

毎年100羽ものアイガモを田んぼに放し、アイガモが逃げたり、外敵に襲われたりしないようにするためにネットを張ります。そうしてアイガモたちは2ヶ月弱、水田で過ごすのです。

「有機栽培」は大変?

-今年、「有機栽培米つや姫」の不作のため、クレードルショップで販売できなくなった時期がありました。有機栽培はそれだけ手間がかかるということでしょうか。

– 「というより、これまで農業をやってきた農家さんの高齢化だな。体力の問題で続けられなくなったり。有機栽培は楽しさ、おもしろさがあるから、もっと新しい、若い人たちに入ってきてもらいたいけど、なかなか難しいみたいだの」

「有機栽培は確かに手間はかかるけど、農薬や化学肥料に任せない農法は単純に面白いし、楽しいからここまでやってこれた。だから若い人に『大変』というイメージだけを持ってもらいたくないんだよの」

そう語る今野さんからは、20年以上お米の有機栽培に取り組んできた自信と誇りが感じられました。

「有機は『勇気が要る』と冗談交じりに語る協同ファーム代表の今野さん

お話を聞いた後、実際に目の前で稲刈りをしていただきました。快晴の空の下、見上げると鳥海山が。稲刈り機の音と、空高く舞うトンビの声だけが響き渡っていました。

デビュー10周年「つや姫」

今年「つや姫」はデビュー10周年を迎えました。栽培基準が「有機栽培」と「特別栽培」に限定されている「つや姫」は、高い品質基準を守るため、山形県内ではつや姫ブランド化推進本部認定の限られた生産者さんだけが栽培できます。認定後も、毎年「つや姫」の講習会が行われるなど、生産者さんは日々のたゆまない努力を続けた結果、おいしい「つや姫」が私たち消費者の元へ届けられるのです。

クレードルショップでは、「有機栽培つや姫」のほか、今年からデビュー2年目の山形の新ブランド米「雪若丸」の有機栽培米も販売しています(今野さんが作っています)。庄内協同ファームの自慢の一品を、ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。

ご自宅へお届けします

年末年始用に「お歳暮セット」として「有機栽培丸もちセット(3袋)」と「有機つや姫と有機栽培丸もちセット」も販売しています。 安心・安全でとびきり美味しい庄内協同ファームのおもちとお米。クレードルショップが自信を持っておすすめします。

この記事を書いた人
Cradle編集部

Cradle Editors

庄内の魅力を発信する、出羽庄内地域文化情報誌「Cradle(クレードル)」を隔月で発行。庄内に暮らし、庄内を愛してやまないメンバーたちの編集チームです。

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