食・食文化
2021年5月号 奥田政行
表紙・COVER NOTE
2021/04/23
塩蔵わらびの豚バラ巻き
例えば、アスパラベーコン巻きは生のアスパラに複雑な味覚構造をしたベーコンを巻くことで、あの味が生まれます。こちらはその逆の発想から生まれたもの。塩蔵わらびをベーコンと同じ塩分になるまで水で戻し、豚バラ肉を巻いて焼くことで肉のうま味が溶け出します。さらにオレガノなどハーブを入れたオリーブオイルをかけると、ベーコンの複雑な構成に近づくというしくみ。山菜で体内を浄化して、塩蔵食材を使って蔵の中も整理整頓と、すっきり一石二鳥の一皿です。
料理・写真構成/奥田政行(アル・ケッチァーノ)
この記事を書いた人
Cradle編集部Cradle Editors
庄内の魅力を発信する、出羽庄内地域文化情報誌「Cradle(クレードル)」を隔月で発行。庄内に暮らし、庄内を愛してやまないメンバーたちの編集チームです。