暮らし・ライフスタイル
「Cradle」2023年5月号を発刊しました
2023/04/25
祭りの日にはマス、梅雨が近づくとクチボソ、
冬雷の頃にはハタハタ、寒さ極まればカンダラ。
折々の魚の名前、魚の味、その背景に庄内の自然、風土。
この時期に思い出すのは、口細を食べる祖母は黙々として
ほろほろとした身を器用に箸でほぐし
しょうゆをたらして口に運ぶと、それはもうしみじみと
味わっていたこと。ヒレも食べよと勧められたこと。
記憶の中にも、しっかりと味がある。
四季のめぐり、重なり、庄内浜の魚たちと、私たちの生活史。
庄内の人たちは魚を本当においしそうに食べる。
この記事を書いた人
Cradle編集部Cradle Editors
庄内の魅力を発信する、出羽庄内地域文化情報誌「Cradle(クレードル)」を隔月で発行。庄内に暮らし、庄内を愛してやまないメンバーたちの編集チームです。