レポート
「新緑の高館山と善寳寺を巡る旅」
ツアーレポート【1日目】
【1日目】2019.5.18 〜高館山へ
庄内のクレードル旅行倶楽部で催行された5月のツアーは「高館山と善寳寺を巡る旅」。
今回は6名の方が参加してくださいました。庄内地方・鶴岡市の大山に位置する高館山は、標高270mほどの低山。初夏にはブナなどの緑が色濃く染まる、瑞々しい自然がいっぱいのスポットです。
今回のツアーの魅力のひとつは、自然写真家の太田威(たけし)さんがガイドしてくださること(太田さんは、先日『齋藤茂吉文化賞』を受賞されました)。自然の花々や緑について知り尽くした方からガイドしていただけるという、貴重な体験となりました。
まずハイキングの前に、高館山のふもとにある鶴岡市自然学習交流館「ほとりあ」で太田さんから簡単なレクチャーを受けました。「高館山では以前ほど鳥が鳴かないし、虫もいなくなった」と太田さんは言います。自然環境の変化による、動植物の減少を危惧する太田さんのお話に、皆さん真剣に聞き入っていました。
いざ出発。早速、「あれは何の木?何の花?」と、皆さんから次々に質問が飛び出します。太田さんはひとつひとつ丁寧に説明をしてくださいました。終始ゆっくりとしたペースで山頂へと進みます。
雄々しく天に向かって伸びる巨大なブナが見られました。その自然のエネルギーをいただきたい、とみなさん木の幹に触れます。生命の息吹を浴びて、なんだか元気になれそうです。
ほどなくして高館山の山頂に到着!太田さんとはここでお別れ。ありがとうございました。
まもなく庄内平野を一望できる絶景スポットに立ち、疲れも吹き飛んでいくようです。
ゆっくりと足を進めると、山椒の葉っぱが群生していました。小林編集長が葉を手で挟んで、叩いてみると山椒の爽やかな香りが広がって、思わず「わあ」と声がもれていました。
さてどんどん下って行ったわけですが、山のふもとにある今日宿泊の「龍の湯」さんまでは、思いのほか距離があったのでした。「小林さん、まだ(着かない)ー?」「(小林編集長)もうちょっとですよ」というやりとりを何度か繰り返しながら、やっと龍の湯に到着しました。
温泉で疲れた身体を癒した後は、「龍の湯」さんの心尽くしの夕膳。まずはビールで乾杯!
「食の都」庄内の厳選された旬の味覚を味わいました。
− 高館山の植物 −
Cradle編集部Cradle Editors
庄内の魅力を発信する、出羽庄内地域文化情報誌「Cradle(クレードル)」を隔月で発行。庄内に暮らし、庄内を愛してやまないメンバーたちの編集チームです。