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「庄内 新酒蔵元探訪」ツアーレポート【1泊2日】

レポート

「庄内 新酒蔵元探訪」ツアーレポート【1泊2日】

2020/03/05

今年も美味しい旅となりました

豊かな自然に恵まれた出羽庄内、品評会の評価も高く美味しい地酒の地として人気が上がっています。毎年恒例の新酒蔵元探訪、今年も庄内の4つの蔵元をクレードル編集長の小林が案内し巡りました。

今年は暖冬で寒の季節にもかかわらず、庄内はほとんど雪無し。こんなことは未だかつてないことです。今回の蔵は大山の加藤嘉八郎酒造、羽黒の竹の露酒造、旧余目地区の鯉川酒造、そして酒田の酒田酒造。どの蔵も美味しいお酒の蔵として人気です。

1日目

最初に伺ったのは、大山の加藤嘉八郎酒造。大山地区は昨年6月の山形沖地震で大きな被害が出た地域。加藤嘉八郎酒造さんでも多くの酒瓶が倒れ大変な損害が出ましたが、いまは復旧し今回のツアーにも協力いただきました。

総務担当の川村将司さんが普段は見れない工場施設を案内のあと、欅の柱、梁が素晴らしい蔵の二階で、日本酒の製造工程を映像により解説。蒸米、麹造り、酒母造り、醪(もろみ)・仕込みなどなかなか理解が難しい製造工程もわかりやすく説明。

そしてお待ちかねの試飲。様々な銘柄に加え、朝搾ったばかりの新酒もいただきました。まだ炭酸分が残る搾りたての酒の美味しかったこと、みなさんとても大喜び。

二つ目の蔵は、羽黒の竹の露酒造。出羽三山神社の御神酒としても愛飲されています。

相澤政男社長がまず案内してくれたのは仕込み水の貯蔵タンク。地下300mの水晶地層帯から湧く「シリカ波動超軟水」を試飲するとその美味しさと共に、手のすべすべも実感。

また、山形県産の酒米にこだわり、甘味より旨味を追求した美味しい酒づくりを力込めて解説。麹造り、醪・仕込みなどの製造工程を見学のあと、搾りたての新酒も試飲。酒造蔵でいただくお酒は格別です。

この日の夜は鶴岡に宿泊、市内の割烹「みなぐち」で美味しい地酒と食事。お楽しみは、なんと言っても「寒ダラ」。地元でないとあまり味わえない、「たらこの醤油漬け」、「焼き白子」。そして内臓からなにからぶつ切りにした「寒ダラ汁」、この脂わたが最高に美味しいのです。地酒も進み、楽しい語らいが続きます。

2日目

翌日は、旧余目町の鯉川酒造へ。余目は、「コシヒカリ」、「ササニシキ」などのルーツ米、「亀の尾」が生まれた地。その「亀の尾」の純米酒にこだわり、美味しい酒を追求しています。

佐藤一良社長がまず案内してくれたのは当家の座敷。酒蔵としての歴史を感じる座敷で奥様が仕込み水で淹れてくれた美味しい抹茶をいただきながら、こだわりの酒造りの解説を聞きました。

その後製造工程を見学、酒米を蒸し湯気が立ち上るところもちょうど見れ、仕込み中のタンクも覗くことが出来、醪の発酵過程も確認。当社はぬる燗で美味しい酒を目指す、全量純米酒100%酒蔵。そのこだわりを見学出来ました。

お昼は、余目駅前「クラッセ」の「やくけっちゃーの」に。養豚の盛んな庄内の、美味しい豚肉厚切りロースを目の前で焼きながらいただきます。豚肉と鯉川純米酒の相性も良くついつい進みます。つや姫のごはん、そして鯉川酒造の酒粕を使ったドレッシングのサラダもとても美味。

ツアーの最後は、酒田酒造。「上喜元」の銘柄で知られ、社長の佐藤正一さんはカリスマ杜氏として日本酒ファンに人気です。佐藤社長が直々に解説案内してくれました。

全国新酒鑑評会の賞状が壁を埋める事務所で日本酒の製造過程などを説明、そのあと製造現場を案内してくれました。まず案内したのは洗米の工程、酒米の水分割合はとても大事と丁寧かつスピードも求められる仕事です。酒母室、そして醪、仕込みの過程も見せてもらいました。丁寧なそして真剣な酒造り、美味しい酒造りの秘訣を感じることが出来ました。

庄内には18の酒蔵があり、各々の蔵が美味しい酒造りに挑んでいます。最近は若い人の取組みも多いとのこと、そして美味しい酒造りに蔵同士の情報交換も活発だそうです。庄内の酒の評価が上がっている所以はそこにもありそうです。

庄内を代表する4つの酒蔵を巡り、美味しい酒造りの現場を学ぶ旅。そして庄内の地酒と旬の食を味わう旅、来年もまた楽しい企画としたいと思います。どうぞご参加ください!

この記事を書いた人
小林 好雄

Kobayashi Yoshio

株式会社出羽庄内地域デザイン代表取締役。地域文化情報誌「クレードル」編集長として自らツアーガイドも務める庄内の魅力発掘請負人。

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