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【連載】つめの里山雑記⑧
「秋の恵み なめこと息子の成長」

自然・風景

【連載】つめの里山雑記⑧
「秋の恵み なめこと息子の成長」

2020/12/18

スーパーのなめこは買わない

庄内に住むようになって、お店で購入しなくなったものがいくつかある。その代表は、なんといっても『なめこ』だ。

一度、山の中で天然なめこや原木なめこを採って食べてしまったら、いくらなめこを食べたくてもスーパーのなめこには手が伸びない。だから、なめこは我が家では10~11月しか食べられない季節の味だ。そして、なめこは見た目もかわいく、味もおいしい。愛おしいきのこである。

山で見つけた愛おしい原木なめこ。

私が庄内のなめこに出会ったのは、今から10年以上前に鶴岡市朝日地域で「森の遊えんち♪」や「森のごっつお」事業を開催していた頃である。あるときは、ブナの倒木に生えていた天然なめこを、そして、あるときはイベントとして駒打ちや収穫体験を企画したこともあった。どんなときも、なめことの出会いは参加者を笑顔にしてくれる。

たまたま見つけた天然なめこ採り(2010年 森の遊えんち♪)
朝日地域の森に集まった笑顔のなめこ女子(2012年 森のごっつお♪)

なめこ採りで見る息子の成長

そして、わが家のなめこ採りは息子の成長の記録でもある。いつもお世話になっている大鳥に住むおじいちゃんの山で毎年収穫させてもらっている。

なめこと1歳の息子(2018年)
悦じぃになめこ採りの英才教育を受ける2歳の息子(2019年)
息子の顔より大きいなめこ
収穫したなめこと踊る3歳の息子。もはや、なめこは友だち(汗)(2020年)

なめこのしょごはとうちゃんの仕事

収穫したなめこをしょご(処理)するのはとうちゃんの仕事だ。タキタロウ館の女将・静代さんから教えてもらった。森のイベントでたくさんのなめこをしょごをしてきたからお手の物だ。大変だけど大好きな作業だ。

そして、完成したなめこ汁やなめこ蕎麦は最高に美味しい。

我が家特製のなめこ汁

さて、今年の春先はコロナ禍もあり、私の職場も休館になったり、イベントの縮小を余儀なくされた。そこで、サポーターさんと職員でなめこの駒打ちを実施した。来年以降の収穫が楽しみだ。

ほとりあで春先に行ったサポーター限定のなめこの駒打ち

そして、来年もなめこ採りを楽しみながら、息子の成長を見守りたいと思う。

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この記事を書いた人

Ueyama Takeshi

北海道、長崎対馬と渡り歩き、今では庄内弁も理解できるようになった薩摩隼人。目下の楽しみは、息子とかあちゃんとの週末の里山散策。仕事でもプライベートでも「人」と「自然」の新しいかかわり方について模索中。環境教育工房LinX主宰、自然学習交流館ほとりあ学芸員兼副館長。

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