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【連載】京オンナの遊佐町暮らし⑥
「あ、死ぬかも。」という感覚

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【連載】京オンナの遊佐町暮らし⑥
「あ、死ぬかも。」という感覚

2021/05/27

私がいつも海外へ行く理由は、「生きていると感じたいから」なのかもしれません。それは旅行でも旅でもなく、冒険のような感覚に近いと思います。毎年冒険に出ていた私ですが、昨年から新型コロナウイルスの影響で海外に行けなくなり、そんな日々にフラストレーションを感じていました。
でも、ある出来事をきっかけに鬱々とした気持ちがなくなったのです。

ある秋の小雨の中、私はナメコ採りに誘われ鳥海山の山中にいました。

険しい斜面を登り、道なき道を歩きます。ある程度登りきると、足元に2メートルほどの岩がゴロゴロ現れました。滑って隙間から落ちないように、師匠から置いて行かれないように、必死に追いかけます。
油断は禁物。とても顔を上げてナメコを探す余裕はありませんでしたし、案の定思いっきり滑りました。

痛かった。でも、楽しかった。
師匠との山遊び(ナメコ採り)が、海外で感じるハラハラ感・サバイバル感と似ていたのです。物理的に国境を越えることも大切ですが、私は異世界に導いてくれる人や体験を求めて旅をしていたことに気が付きました。

「一歩踏み外すと死ぬ。みたいな感覚って大切だよね。」

1月の寒い頃、氷柱トレッキングに行きました。観光地ではあるものの、まだ人が少なく歩道が出来ていませんでした。途中、足を踏み外すと滑落しそうな斜面に出くわしたのですが、そんな状況に遭遇したことはとても貴重な体験だったのかもしれない、と下山しながら思いました。
うまく表現できませんが、人間の本能や精神が研ぎ澄まされるというか、なんというか。

遊佐でのアソビは冒険

ナメコ採りもトレッキングも、数あるアソビの中で敢えてこういう環境を選択するのはクレイジーかもしれませんが、私はそんな暮らしができる遊佐での日々がとても気に入っています。どんどん『自分的死ぬかもレベル』が変化し、強くなれそうです。


Oriori Japan ~ヴィンテージ着物/織物プロダクト制作
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この記事を書いた人
藤川かん奈

Kanna Fujikawa

遊佐町在住。庄内に初めて訪れてから半月で移住を決めた京オンナ。趣味は何日間いただき物だけでご飯を作れるか、耐久レースをすること。「あの人って楽しそう」と言われたり「毎日幸せだなあ」って思う人が世界に溢れたらいいなと思ってる、酒好きオンナ。「Oriori Japan」代表。

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