ご愛読への感謝と、さらなるご支援のお願い
クレードルはおかげさまで創刊14年目を迎えました。 「Cradle」編集長 小林 好雄 いつもご愛読ありがとうございます。「出羽庄内の魅力を地域内外に発信する」をコンセプトに2010年9月に創刊し、おかげさまで14年目を迎えました。多くの皆さまからのご愛読、ご支援によるものと厚く御 …
2023年11月号 表紙・COVER NOTE
キジハタのバーニャカウダ ペペロンチーノオイルがけ 磯を好むキジハタは、庄内浜の釣行でも狙い目とされる高級魚。弱火のお湯でゆっくり煮込むと、皮のぷるぷるした食感が際立ち、カリフラワーのバーニャカウダソースが白身にコクを感じさせます。上にのせた白髪ねぎは、パクチーやセルフィーユなど5種類のミックスハーブと …
「Cradle」2023年9月号を発刊しました
2023年9月号全ページは下記表紙をクリック 特集 湊酒田まち歩き 約350年前に開かれた西廻り航路が賑わいをもたらした酒田には、 今も湊町文化が息づいています。海へとひらかれたこの街の人々が持つ進取の気風が時代の層となって今があり、その中にかつての原風景を想う場所もあって江戸へ明治へ …
【9月号掲載】おかあさんのさじ加減
「サザエごはん」レシピ
サザエごはん[材料]3合分サザエうるち米もち米 ※うるち米2.5合にもち米0.5合など、もち米の量はお好みで薄揚げ 1/2枚薄口しょうゆ酒 少量塩 1.サザエは貝のまま外側を軽く洗う。フライパンに水と酒を入れ、サザエを入れてひと煮立ちさせたら火を止めふたをして冷ます。煮汁は、貝殻などが入 …
2023年9月号 表紙・COVER NOTE
じゅんさいドーム 奥田シェフの「勝手に庄内100景」(Facebook参照)の一つにも選ばれている「八幡のじゅんさい畑」。“日本が世界に誇る水草”と言わしめるそのじゅんさいに、おばこ梅酢と塩のジュースを合わせて固めたひとさじのドームです。「このぬめぬめの粘液体が厚くじゅんさいの新芽に付着しているために、 …
「Cradle」2023年7月号を発刊しました
特集 金峯山を歩く 初めて登ったのは子どもの時。むきだしの木の根の道をつまずいて歩く私たちを見守るように、木隠れ草陰の石碑が立ち並んでいた、そんな記憶があります。今同じ道を歩いてみると、石碑も杉木も、その山気も、昔ここを訪れた人たちのことを饒舌に語ってくれます。厳しい修行の場、祖霊信仰の …
2023年7月号 表紙・COVER NOTE
だだちゃ豆とカニとロメインレタス 奥田シェフが出演したテレビ番組でだだちゃ豆の成分を調べたところ、カニと共通することがわかったとのこと。昔からだだちゃ豆のみそ汁を「カニ汁」と言ってきた地元民の味覚は確かでした。似た風味の食材の相乗効果でうま味を上げながら、炒飯など中華料理でもおなじみのカニとレタスも組み …
【5月号掲載】おかあさんのさじ加減
「ほうれん草のごま和え」「鶏ハムのサラダ」レシピ
ほうれん草のごま和え[材料]ほうれん草黒ごましょうゆ砂糖塩 1.鍋にお湯を沸かして塩をひとつまみ入れ、ほうれん草をさっとゆでる。水にさらしてからしぼって水気を切る。 2.1を3~4センチ程度に切る。 3.黒ごまをすって、砂糖、しょうゆを合わせて和え衣を作る。 4.3に2を加える。 …
「Cradle」2023年5月号を発刊しました
特集 庄内さかな歳時記[春・初夏] 祭りの日にはマス、梅雨が近づくとクチボソ、冬雷の頃にはハタハタ、寒さ極まればカンダラ。折々の魚の名前、魚の味、その背景に庄内の自然、風土。この時期に思い出すのは、口細を食べる祖母は黙々としてほろほろとした身を器用に箸でほぐししょうゆをたらして口に運ぶと …
2023年5月号 表紙・COVER NOTE
サクラマスのソテーとウルイとプチヴェール サクラマスの甘みにウルイの苦みとプチヴェールの青い風味を合わせ、にんにくが香るオイルをかけて。「にんにくの色が変わる前に火を止めるのがやさしい味の決め手」と話す鈴木洋一料理長は、奥田シェフとは30年来の旧知で、アル・ケッチァーノ本店の移転と共に料理長に。今回は「 …
「Cradle」2023年3月号を発刊しました
特集 私の人生の描き方 何かしらの目的を持って初めて庄内を訪れた人一度は遠く離れて、経験を携え庄内に帰ってきた人それぞれ庄内の外側からの目を持ちながら自分の内側で何をとらえ、どう過ごしてきたのでしょうか。今回は、協力隊などの活動の先に庄内を拠点とした皆さんからこの土地での生活をご寄稿いた …
エフエム山形特別番組「新井満~月山に魅せられて…」~クレードル小林編集長がご案内役としてフル出演
「千の風になって」の日本語詞、曲の作者、歌手としても知られる新井満さんは、2021年12月3日に亡くなりました。新井さんは、小説『月山』の作家森敦を通して庄内と深い縁があり、昭和56(1981)年の第一回「月山祭」以降毎年のように庄内を訪れ、庄内を愛してくれました。番組では新井さんと森さんの深い交 …
「Cradle」2023年1月号を発刊しました
特集 詩人 茨木のり子との対話 国語の教科書で初めて目にし、 10代の心に静かに、そして鋭く刻まれた一篇の詩 「私が一番きれいだったとき」「自分の感受性くらい」。 その後、世代を越えて人々に広く読み継がれる数々の詩の作者が 庄内と深いつながりがあると知ったのは、いつのことだったか。 没後 …
2023年3月号 奥田政行 表紙・COVER NOTE
庄内浜の魚介 トマトソースのフレーグラ “魚の卵”の意味を持つ、つぶつぶパスタ「フレーグラ」はイタリア・サルディーニャの伝統レシピ。ガサエビ、タコ、イカ、イガイ、つぶ貝、プチあわびそれぞれの味とトマトソースのうま味の相乗効果をバランスよく保つのが、寒さにあたって甘みが増した藤沢かぶの葉っぱ。原始的なパス …
「Cradle」2022年11月号を発刊しました
特集 幸福は食にあり 55年前の11月、木枯らしが冷たく吹く日に 列車に揺られて酒田の駅に降り立った青年は後に酒田、庄内の洋食界をけん引するシェフ太田政宏さん、その人でした。 レストラン﨔、ル・ポットフー、ロアジス、 この土地だけにしかない「フランス風郷土料理」。 多くの料理人を育て、こ …
2023年1月号 奥田政行 表紙・COVER NOTE
洋風寒鱈汁 庄内の風物詩、寒鱈汁を洋風仕立てに。寒の入りの頃に水揚げされる真鱈は、産卵を前に旬を迎えます。運動量の多い骨のまわりについた身はおいしい、と奥田シェフ。その身を削ってフレーク状にしたものと、大根、岩のり、ねぎをあわせて煮た“クラムチャウダーの寒鱈版”です。奥田シェフは1/28(土)、29(日 …
「Cradle」2022年9月号を発刊しました
特集 どこかの畑の片すみで 松尾芭蕉が、藤沢周平が、民田なすを味わった昔日、そこから地続きの郷土の味がある豊かさを「在来作物」は教えてくれます。孟宗の旬を今か今かと待ち、だだちゃ豆をザルで食べ、美しい菊の花を味わい、焼畑に育つかぶを食べる。「在来」とは、ある地域で世代を超えて伝えられてきた物事を表します …
2022年11月号 奥田政行 表紙・COVER NOTE
カレイの姿ポッシェ さまざまなハーブバターソース 「透明感がありながら深い味、雄大なのに繊細。食べていて豊かな気持ちになりました」。太田シェフの料理を奥田シェフはSNSにこう綴っています。表紙は思い出の料理。大勢のお客様用に、大鍋で大量の魚をゆで上げ熱々のソースをかけてそのまま提供するというもの。「すべ …
「Cradle」2023年11月号を発刊しました
2023年11月号全ページは下記表紙をクリック 特集 風を吹き込むつくり手たち 穂が揺れ、水面にさざ波が立ち、花が咲く。そこに風の姿を見ます。目には見えなくても感じる風、それは誰かと私の間にもあたたかく、涼やかに吹き、時に一陣の風となって、はたと目覚めるような想いに駆られることも。今、 …